タクシーの動画広告が広告媒体として最強な話
タクシーに乗ると必ず目に入る、あの動画広告。
鬱陶しくて消す人も多いですが、広告媒体としてみると、かなり優秀だと思います。
というのも、広告で大事なのは、「狙った層に届けること」。
化粧品を60代のおじいちゃんに広告しても意味ないし、証券口座を10代の女の子に広告しても売れませんよね。
タクシーの利用者というのは、移動にタクシーを利用しているわけなので、所得がそれなりにあるビジネスマン層が中心ということになる。
そういった層に向けて転職の広告とかを出すとそれなりに刺さる。
これが渋谷駅とかだと、集まる客は老若男女さまざまなので、刺さらない。
つまりタクシーは、利用者の属性が容易に想像でき、それにあわせた広告を効果的に出すことができる媒体。
なので最強だと思うわけです。
同じような話だと、クレジットカードのゴールド会員に対するダイレクトメールもそんな感じ。あれもそれなりに所得のあるビジネスマンを狙っている。
ちょっとだけ高級な感じの商品がよく広告されてますよね。
企業が広告を打つときに、「どの媒体で出すか」は超重要です。
流行に乗ってSNS広告とかやるのはいいけど、無闇にTwitterとかInstagramで広告すると逆効果になることも多い。
Twitterだと、無形商品を売ったら「情報商材だー!」みたいに騒ぐ人いますからね。
ターゲットを絞って配信できるのが強い。「30代 都内在住 男性」とかで、広告を届ける先を細かく指定することができる。
そして実名登録が前提だから、Twitterに比べるとモラルも高いし、荒れにくい。
同じ商品でも、
・Facebookで広告したらイケてる商品
・タクシーで広告したらもっとイケてる商品
こんなことはよくあります。
「狙った層に届ける」ことを意識して、広告媒体を考えていきたいですね。
そんな感じ。ではまた!